地鎮祭とは?これから家を建てる方必見!その流れを詳しく解説
2016/06/29
注文住宅を建てる際に工事が始まる前に行う地鎮祭。
地鎮祭とはなに?どうして行うの?またどのような流れで進んで行くの?意外と知らない地鎮祭についてご紹介します。
地鎮祭とは?
工事の安全と無事に家が完成してその家が何事もなく、その土地にながく建っていられるようにと祈願をする儀式のことです。
その土地の神様を鎮めて、土地を利用させてもらうために地鎮祭という儀式を行います。
工事が始まる前に土地の神職(神主さん)を招いてご祈祷してもらうのが一般的な地鎮祭です。
地鎮祭の流れ(式次第)
地鎮祭の式の流れをご紹介します。
- 開式の辞:地鎮祭の始まりを告げます。
- 修祓の儀(しゅばつのぎ):参列者やお供え物をお祓いして清めます。お祓いを受けるときには軽く頭を下げましょう。
- 降神の儀(こうしんのぎ):神様をお迎えする儀式です。神主さんが「オオー」と発するのでその時に深く頭を下げましょう。
- 献餞(けんせん):神前のお酒と水が入っている器の蓋を取って、神様にお供え物をします。
- 祝詞奏上(のりとそうじょう):神様に工事の安全や家の繁栄を祈願します。
- 清祓い(きよはらい):敷地のお祓いをするために中央と四隅に紙や麻、米、塩を混ぜたもの(切麻)を神主さんがまいて土地を清めます。
- 地鎮の儀(じちんのぎ):盛砂に施主や施工業者が鎌、鍬、鋤を入れる儀式です。設計者が鎌で草を刈り、施主が鍬で盛砂を三回起こして最後に施工業者が鋤で土をならしていきます。
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん):榊に紙垂を付けたもの(玉串)を神前に捧げて、拝礼をします。玉串は時計回りに回して根本を神前に向けてお供えします。それから2礼2拍手1礼をします。
- 撤饌(てっせん):お酒と水の入った器に蓋をして、神様へのお供え物をお下げします。
- 昇神の儀(しょうじんのぎ):神様にが帰るための儀式です。神主さんが「オオー」と発するので深く頭を下げましょう。
- 閉式の辞:地鎮祭の終わりを告げます。
- 神酒拝戴(しんしゅはいたい):神様にお供えしたお酒を頂きます。
これが地鎮祭の流れになります。
玉串の捧げ方や鍬の入れ方は神主さんが事前に説明してくれます。
地鎮祭自体の時間はだいたい30分程度です。
近所への挨拶回り
地鎮祭が終わった後に近所に挨拶回りをするのが一般的です。
これから工事が着工して騒音やほこり、工事車両の出入りなどで何かと迷惑を掛ける場合があるので近所への挨拶は大切になってきます。
ですから、着工前の地鎮祭が終わった後に挨拶回りをしておくのが良いでしょう。
ちなみに、挨拶をする際に持参するもの(心づけ)はタオルや菓子箱などが一般的です。
服装は?
新築の一戸建てのような個人住宅の場合であれば普段着でも構いません。
ただ、あまりラフな格好ですとその後の近所への挨拶回りがあるので、最低限失礼のない服装にしましょう。
最後に
地鎮祭の一般的な流れをご紹介しましたが、地域などによって変わってくる場合もあるので施工会社やお願いする神社に聞いてみるといいですよ。
このように地鎮祭の流れを知っておけば、当日は多少気持ちに余裕がでてきますよ。
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