建て替えかリフォームかどちらを選ぶ?費用などの違い
2016/06/29
住宅は時が経つにつれ劣化していき、寿命を迎える前に何かしらの対策を取らなくてはいけなくなります。
その時に建て替えにするのかリフォームにするのかで迷うこともあると思います。
今回は、建て替えとリフォームのそれぞれの費用や特長などをご紹介します。
建て替えとリフォームの違いは?
建て替えは既存の住宅の基礎部分までを含めて解体して家を新たに新築することをいいます。
リフォームは既存の建物を残したうえで改修や修繕を行うことをいいます。
ですから、建て替えとリフォームの違いは基礎部分を解体するかどうかの違いになってきます。
建て替えかリフォームかを考える時期は?
一般的な木造住宅の寿命は約30年と言われています。
ですから、20年、30年となると建て替えかリフォームかを考えなくてはいけません。
ただ、築年数よりも建物の構造自体がどのくらい傷んでいるのかという事が重要になってきます。
定期的に家の点検を行って建て替えかリフォームかの時期を見極める必要があります。
費用
建て替えの場合は既存の住宅を壊して新しく新築を建てるので解体工事が必要になってきます。
ですから、その分、解体工事費用がかかります。
他にも、建て替え中に住むことになる仮住まいの費用や引越しの費用が必要になります。
ちなみに、引越し費用は仮住まいへの引越し時と完成して入居する時とで2回分必要になってきます。
あとは、建物を登記する時に必要な費用や申請等の諸費用がかかります。
リフォームの場合は、仮住まいを探して引っ越す必要もありませんし、建物を解体する必要もないので大体が工事費だけの費用になると思います。
しかし、これは一部を改修や修繕したリフォームであって、場合によっては耐震などの構造補強や骨組みにしてリノベーションのような形にする大規模な工事を行うことで建て替えと同様に仮住まいの費用や引越し費用が必要になります。
間取りの自由度
建て替えの場合は建っている住宅を解体してすべてを新しくできるので当然、間取りの見直しができて変えることができます。
ですから、自由に間取りを新しくしたい場合は建て替えにすることをおすすめします。
リフォームの場合は間取りの変更は限られてきます。
もし、リフォームで間取りを変更したい場合は骨組み状態にして大規模なリフォームになるので費用が建て替えよりも高くなる可能性があります。
工事期間
建て替えの場合、既存の建物を壊すところから始まって、そこから新築工事を行うので完成までに長い期間がかかります。
主な建て替えの期間の目安としては3~6ヶ月程度です。
リフォームの場合は工事の規模によって様々で、数か月かかるものから数週間程度で完成する場合もあります。
いずれにせよ建て替えよりは工事期間は短くなります。
建て替えかリフォームかどちらを選ぶ?
家族の今後を考えた時に新しく間取りの見直しが必要な場合や構造などの安全性を改めて得たいならば建て替えを選んだ方がいいと思います。
一方で、思い入れのある家を壊したくないなど、その家に対してこだわりや愛着がある場合はリフォームという選択肢もあります。
今、住んでいる家に対するこだわりや家族の今後などをよく考えて選びたいですね。
建て替えとリフォームのメリット・デメリットまとめ
建て替えとリフォームのそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
建て替えのメリット
- 間取りを新しくできて自由度の高い住宅にできる
- 耐震性などの安全性を改めて得ることができる
- 比較的容易に多額の住宅ローンを組むことができる
建て替えのデメリット
- 仮住まい費用、引越し費用がかかる
- 工事期間が長い
- 今ある家を壊さなくてはいけない
リフォームのメリット
- 新築と比べて、工事期間が短い
- 仮住まいを探して、引っ越す必要がない
- 建物の登記などの費用や税金が軽減できる
リフォームのデメリット
- 既存の住宅の構造によっては間取りの変更が難しい場合がある
- 主要の構造を変えないリフォームの場合、家の強度に不安が残る
- 耐震などの構造補強を含めた大規模なリフォームの場合、建て替えよりも費用が高くなる
最後に
建て替えかリフォームかを選ぶ時は将来、自分たちがどのような暮らしをしたいのかを考えて、それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで選択したいですね。
どちらにするか迷っている方は参考にしてみてください。
★都内で建て替えかリフォームかで迷っているなら土手加藤材木店へご相談ください。