勾配天井で開放的な空間に！3つのメリット・デメリット
2016/06/29
勾配天井がある家は開放感があって部屋が広々と感じますよね。
現在、家づくりを考えている方の中には、勾配天井にしようか迷っている方もいると思います。
そこで今回は、勾配天井の3つのメリットとデメリットをご紹介します。
勾配天井とは？
そもそも、勾配天井とはどのような天井なのでしょうか？
通常の平らな天井とは違い、傾斜がある天井のことを勾配天井と言います。
屋根の形状を活かしてデザインとして取り入れる場合や建築上の制約などで天井高が取れない場合に用いられる手法です。
天井を斜めにすることで空間を有効活用することができます。
勾配天井のメリット
空間を有効活用できる勾配天井にはどのようなメリットがあるのでしょうか？
3つのメリットをご紹介します。
1 開放感がある
勾配天井の最大のメリットはなんと言っても開放感があることではないでしょうか。
通常の天井よりも勾配天井にすることで開放感が生まれます。
これは、傾斜があることにより上の空間が立体的な広がりを見せるので、部屋が広く感じることができるからです。
同じ面積の部屋でも上に空間が広がっていると自然と視線が上に抜けるので、部屋に開放感が生まれて印象がだいぶ変わります。
2 採光が取りやすく明るい部屋に
勾配天井にすることで、通常は付けられない高い位置に高窓を付けることが可能になります。
この高窓からの採光で部屋を明るくすることができます。
更に、高窓を設置することで周囲の視線も気になりません。
また、天窓（トップライト）とも相性が良く、明るく開放的な空間を実現してくれます。
3 風通しが良くなる
高窓や天窓（トップライト）を設置していれば、部屋の風通しが良くなります。
暖かい空気は上に向かうので高い位置に窓を設置できる勾配天井は通気性が良く、継続的に空気の循環を図って効率的な換気ができます。
また、夏場はエアコンの使用頻度を減らすことができて快適に過ごすことができます。
勾配天井のデメリット
勾配天井にはデメリットもあります。
3つのデメリットをご紹介します。
1 費用がかかる
勾配天井にすると費用が多くかかってしまう場合があります。
主に壁の面積が増えるのでその分、通常の天井よりも費用がかかります。
他にも、断熱性能の向上などで全体的に費用が高めになってしまう場合もあります。
2 窓や照明のお手入れが大変
勾配天井では、高い位置に窓や照明が付いているのでお手入れに手間がかかる場合があります。
高い位置の電球を交換する場合は、施工してもらった業者に頼むことになりますが、ＬＥＤ照明にすることで交換の頻度を少なくすることができます。
他にも、高窓などの清掃は自分自身でやると手間もかかり危険なので業者に依頼する方が費用はかかりますが楽ですよ。
3 断熱性や気密性の高い住宅にする
天井が高いので、部屋全体が暖かくなりにくいので、断熱性や気密性の高い住宅にする必要があります。
また、高窓などを設置する場合も窓の性能を上げることが重要です。
最後に
今回は、勾配天井のメリット・デメリットをご紹介しました。
広々とした開放的な空間を実現するのに勾配天井は最適です。
迷っている方はこの記事を是非、参考にしてみてください。
