中古物件を購入してリノベーションをするための9つの流れ
2018/09/19
近年、中古物件を購入してリノベーションをする住まいづくりが増えています。
自分たちのライフスタイルに合わせた住まいを新築よりも安く手に入れることが魅力になっています。
今回は中古物件を購入してリノベーションをするための9つの流れについてご紹介します。
1 イメージを固める
注文住宅でも言えることですがまずどんな風にリノベーションをしたいのかイメージを思い描くことが大切です。
住まいづくりはどのように住みたいのかイメージを固めていくことが最初の一歩です。
住みたい地域や広さ、部屋の間取りや内装など、どのような住まいにしたいのか考えてみましょう。
いまいち、イメージしにくい時は雑誌やインターネットなどのリノベーション事例を参考にしてみるのもいいでしょう。
ただ、こんな風にしたい、あんな風にしたいといろいろ条件が出てくると思いますが予算や技術的な制約で実現できないものもあるので条件には必ず優先順位をつけるようにしましょう。
2 予算を立てる
リノベーションをする時には物件購入代や工事費以外にも様々な費用が必要になってきます。
- 物件購入の時の仲介手数料、登録免許税、司法書士報酬など
- 引越し代
- 入居後の管理費や固定資産税など
また、途中でここを変更したいなど新たに追加工事が発生する場合もあるので予算を立てる時はゆとりを持って立てるようにしましょう。
★詳しい費用についてはこちら「中古マンションリノベーションに必要な費用を3つに分けて紹介」
3 リノベーション会社を探す
ある程度、資金計画ができれば次はリノベーションをしてくれる施工業者を探しましょう。
まずは雑誌やインターネットなどで情報を集めましょう。
そして、気に入った会社を3社程度に絞ります。
その後、見積もりやプランを作成してもらい比較して最終的に1社に絞りましょう。
物件を探す前にリノベーション会社を決めておけば物件選びの相談にも乗ってくれます。
4 中古物件を探す
物件情報をもとに条件に合った物件を選びましょう。
リノベーションの場合は新築物件と違い中古物件を探すので比較的条件に合った物件が見つかりやすいのが魅力のひとつですよね。
気に入った物件を見に行く際に、特に中古マンションにおいてはある項目をチェックしておくべきです。
それは、大規模改修などの実績や管理規約などです。
昭和56年以前の建物の場合は耐震性が劣っているので耐震補強を行っているのか確認が大切です。
また、マンションによっては管理規約で工事可能な範囲や内容が制限されている場合もあるので確認をしておきましょう。
5 購入物件の決定・契約
この物件に決めるという時は、できればリノベーション会社の担当者に一緒に見てもらい最終的なチェックをしてもらうと安心です。
そして物件が決ったら売買契約を結びます。
この時には購入代金の5%程度の手付金が必要になります。
また、住宅ローンの契約もこの時にしておきます。
6 リノベーションのプランを練る
物件購入と並行してリノベーション会社とプランを練りましょう。
ここで大事なことは自分のイメージをしっかり伝えることです。
設備などはショールームなどに行き、実際に見て確かめるようにしましょう。
詳細なプランが確定したらあらためて見積もりをもらい工事請負契約を結びます。
ここでのポイントは契約の前に見積もりや図面を最終確認することです。
変更箇所がきちんと変更されているかなど忘れずに確認してください。
7 中古物件の引き渡し
物件の売買契約を結び代金を支払ったら引き渡しを受けます。
引き渡し後にリノベーション会社によって詳細な調査などを行います。
引き渡しを受けてからでないと工事が着工できないので、これまでの流れをしっかりと行うことが大切です。
8 リノベーション工事
請負契約が完了して物件の引き渡しが済めばいよいよリノベーション工事が始まります。
近隣への挨拶回りやマンションの場合は工事前に管理会社に届け出を出して工事を開始します。
工事の内容にもよりますが、躯体をむき出しにして骨組み状態にするスケルトンリノベーションの場合は約1~2か月程度かかることが多いです。
9 完成・入居・その後のメンテナンス
工事が完了してリノベーション会社の担当者と一緒に不具合などがないか最終的なチェックを行います。
そして、問題がなければ引越し、入居となります。
入居後はより長く使い続けていけるように定期的なメンテナンスが必要です。
工事を依頼したリノベーション会社に入居後のメンテナンスの目安などを確認しておくことが大切です。
最後に
中古物件を購入してリノベーションするポイントは物件購入とリノベーションを並行して行うことが重要です。
並行して行うので、物件購入の売買契約や工事請負契約などの大事な契約をほぼ同じ期間で多くしなくてはいけないので慌てず慎重に行いましょう。