リノベーションに向いているマンションを購入するための5つのポイント
2016/06/29
近年では中古マンションを購入して、古くなっている部屋を自由にリノベーションして理想の住まいづくりをする方法が多くなってきています。
しかし、マンションによってはリノベーションに向いていない物件もあるので購入する際には注意が必要です。
そこで今回は、リノベーションをするのに向いている中古マンションを購入するための5つのポイントをご紹介します。
1 リノベーションできる物件を選ぶ
リノベーションの良い所はデザインや間取りを自由に変更できる所ですが、マンションの構造によってはリノベーションできない物件もあるので注意が必要です。
例えば、壁式構造のようなマンションは壁で支えているので、壁を取り払うような間取りの変更が難しい場合があります。
ですから、間取りを自由に変えてリノベーションするには、柱と梁で支えるラーメン構造が向いています。
2 資産価値で見れば築年数15~20年がおすすめ
資産価値で見た場合に、築年数が15~20年経ったマンションを選ぶことがポイントになってきます。
マンションの場合、新築や築年数が浅い物件は数年で資産価値が急激に下がってしまいます。
それに比べて築年数が15~20年経った物件は価格が落ち着いて安定してくるので、大幅に価値が下がることがありません。
ですから、高い費用で築年数の浅い物件を購入するよりも、資産価値が下がりにくい築15~20年の物件がおすすめです。
3 メンテナンスがしっかりされているか
せっかくリノベーションしても建物自体のメンテナンスがしっかりされていないと意味がありません。
購入する部屋がきれいかよりも共用部分などを確認することが大切です。
チェックするポイントとしては・・・
- 外壁にひび割れなどがないか
- 共用部分はきれいに清掃されているか
- バルコニーや屋上の防水に膨らみや亀裂はないか
などを確認してみましょう。
また、基本的には共用部分のリノベーションはできないので、部屋だけではなく共用部分もしっかり確認しましょう。
4 管理規約に注意
マンションの管理規約を確認することも大切です。
この管理規約によっては、リノベーションに制限がかかる場合があります。
例えば、自由にリノベーションしたくても管理規約によっては床をフローリングやタイル、大理石などにすることを禁止しているマンションもあるので、必ずリノベーションする前に管理規約を確認しておきましょう。
他にも、過去の修繕履歴や今後の修繕計画がどのように管理されているか確認することも大事です。
修繕の積立金がしっかりとされていて長期の修繕計画が立てられているかで、そこに長く安心して暮らせるかの目安になります。
5 「リノベーション済み」物件は要注意
中古マンションの中には「リノベーション済み」物件というのを見かけますがこれには要注意です。
これは、すでにその中古マンションをリノベーションしてある物件のため、リノベーション費用が物件価格に上乗せされています。
ですから、リノベーションを前提に物件を購入する場合には「リノベーション済み」物件は余計な費用がかかってしまうので避けるべきです。
最後に
自由に理想のリノベーションを行うには、それに向いている中古マンション選びが重要です。
今回、ご紹介した5つのポイントを押えて、向いているマンションを選ぶようにしましょう。