二世帯住宅が急増中!メリットや3つの間取りの考え方

      2016/06/29

二世帯住宅

ここ最近、二世帯住宅を建てる方、考えている方が増えてきています。

なぜ、増えてきているのか?二世帯住宅にすることでどのようなメリットがあるのか?をご紹介していきます。

また、二世帯住宅の間取りの考え方には大きく分けて3つのタイプがあります。

その3つのタイプの特徴などもご紹介します。

二世帯住宅が増えている理由

ここ数年で二世帯住宅の需要が増えてきています。

二世帯同居をする割合 全国 首都圏
2013年 検討者 19.0% 21.6%
2012年 検討者 19.3% 21.4%
2011年 検討者 20.3% 17.6%
参考サイト:リクルート

上記の表のように首都圏で二世帯住宅を考えている方が年々増えてきていることがわかります。

多世帯住宅が増えている理由トップ5はこちら・・・

  1. 親の老後のことを考えて(50.7%)
  2. 家が老朽化したから(27.4%)
  3. 子供の面倒を見てもらえるから(24.6%)
  4. 家族が一緒に生活した方が安心だから(22.0%)
  5. 家事を協力し合えるから(16.3%)

参考サイト:リクルート

その他にも、子世帯の多くは収入の減少傾向が続いているために単独で家を建てることが難しくなってきていることも二世帯住宅の需要が増えている理由の一つです。

二世帯住宅のメリット

二世帯で同居することには様々なメリットが挙げられます。

3つのメリットをご紹介します。

日常での助け合い

同じ屋根の下で暮らすことになるので、日常の家事や育児を協力できます。

例えば、子供の面倒を親世帯に頼んだり、病気などの「いざという時」でもお互い助け合うことができます。

また、どちらかが長期旅行などに出かける時も留守番をお願いすることができて、家を空けることが少なくなるので防犯の面でも安心です。

建築費を抑えることができる

二世帯住宅を建てる際に費用を抑えることができます。

良くあるケースとしては、親世帯が所有している土地に子世帯が住宅ローンを組んで二世帯住宅を建てるパターンがあります。

この場合ですと、土地を取得する費用が不要になるので、その分費用を抑えることができます。

おそらく、この費用を抑えることができるという事が、二世帯住宅が増えてきている一番の理由ではないでしょうか。

特に都内の場合は土地を新しく購入するだけで多額な費用がかかってしまい、建物自体にそこまでの金額をかけられないというのが現状です。

ですから、先程のパターンならば土地を購入する必要がないので費用を抑えることができます。

また、建てる時の費用も分担することでそれぞれの負担額を削減することができます。

安心感がある

いつもそばに頼れる身内がいることは安心感につながりますよね。

また、親世帯からしてみれば孫の成長を見守ることができ、老後の暮らしに張り合いが出てきます。

二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅はいいことばかりではありません。

二世帯が同居するわけですからそれなりのデメリットもあります。

価値観が違う

二世帯が同居しているので当たり前と言えば当たり前なのですが価値観やライフスタイルの違いが出てきます。

例えば、料理の味付けや洗濯、掃除の仕方など、細かいことでもそれが溜まっていってストレスに感じてくる場合があります。

生活リズムが合わない

親世帯と子世帯の間では生活リズムが合わない場合が多いです。

起床、就寝、食事などの生活時間が違うだけでストレスを感じてしまうこともあります。

例えば、親世帯が寝ている時間に子世帯が洗濯機を使いうるさくて眠れないなんてことも。

プライバシーの問題

同じ屋根の下で暮らしているので、家族と言えども物音や話し声が気になってしまってストレスを感じてしまうこともあります。

 二世帯住宅の間取り3タイプをご紹介

二世帯住宅の間取りの考え方には大きく分けて完全分離型・部分共有型・完全共有型の3つのタイプにわかれます。

それぞれの特徴などをご紹介します。

1 完全分離型

玄関や階段、水周りに至るまで、すべてを別々にする間取りのタイプです。

同じ屋根の下でも別々になっているので生活動線が交わることがあまりありません。

都内のような狭小地の場合は各階(上下)で分けることが多いです。

メリット

  • 二世帯それぞれのライフスタイルを維持できる
  • プライバシーを保ちやすく、あまり気にすることがない
  • 将来的に賃貸として利用できる場合もある

デメリット

  • 設備などが2つずつ必要になるため建築費が高くなる場合が多い

2 部分共有型

設備や空間を一部共有するタイプです。

例えば、玄関や階段、バルコニーは共有して、水周りを別々にするパターンや玄関や浴室、リビングを共有するなど様々なタイプが考えられます。

玄関を中心に生活動線が分かれている場合が多いです。

メリット

  • 様々なプランが考えられるので間取りの自由度が高い
  • 適度な距離感を保って暮らすことができる

デメリット

  • 水周りを別々にすることが多いので設備代がその分かかってしまう

3 完全共有型

寝室以外のスペースをすべて二世帯で共有するスタイルです。

玄関、階段、水周りなどのスペースや設備を共有して寝室だけを分ける間取りです。

例えば、一階にリビングダイニングや親世帯の寝室があり、子世帯の寝室は二階から上にあるパターンが多いです。

メリット

  • 賑やかな暮らしができる
  • 設備などをほとんど共有するので建築費を抑えることができる

デメリット

  • プライバシーの確保が難しく落ち着かない
  • 生活時間のズレによって共有部分が使いづらくなる場合もある

最後に

二世帯住宅はどの部分を共有するのかが間取りのポイントになってきます。

基本となる3つのタイプを覚えておきましょう。

 

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