建てた後に気になる住宅のメンテナンスの時期やポイント
2016/06/29
住宅は建ててしまえばそれで終わりではなく建てた後のメンテナンスが大事です。
しっかりとメンテナンスをしておかないと住宅の寿命が短くなってしまいます。
ですから、長く安心して暮らしていくためにも定期的なメンテナンスが必要になってきます。
ただ、メンテナンスはいつぐらいにすればいいのか?どのような所にメンテナンスが必要なのか?気になるところだと思います。
そこで今回は、建てた後に気になる住宅のメンテナンスの目安になる時期やポイントをご紹介します。
建てた後にメンテナンスが必要な理由
住宅は建てた後に定期的なメンテナンスが必要です。
住宅の外部は野ざらしの状態なので雨風や直射日光などの影響を受けて腐食してしまいます。
そのため定期的にメンテナンスを行わないと徐々に劣化が進んで行き、住宅の寿命が短くなってしまいます。
他にも、シロアリやカビなどが住宅を傷める原因になっています。
特にシロアリは床下などの見えない場所で繁殖して住宅を腐食させます。
ですから、定期点検を行い必要に応じてメンテナンスをする必要があります。
メンテナンスの目安となる時期は?
住宅のメンテナンスをする目安となる時期はどれくらいなのでしょうか?
目安となる時期をご紹介します。
5年単位のメンテナンス
一般的に住宅のメンテナンスを行う周期はだいたい5年単位が目安となってくるので覚えておきましょう。
ただ、メンテナンスの箇所によっては5年ごとに必要な箇所もあれば、10年、15年ごとでも大丈夫な箇所もあります。
5年ごとにメンテナンスをした方が良い箇所としてはシロアリ対策として床下の防蟻処理などがあります。
10~15年で大幅なメンテナンスも必要
10~15年ごとに必要になってくる主なメンテナンス箇所は屋根の防水工事や外壁の塗り替えなどの足場を組んで行う大掛かりなメンテナンスになっています。
また、築15年ぐらいになるとキッチンや洗面所、浴室などの水廻りの劣化が目立ってきます。
ですから、築15年頃を目安に設備機器の交換など、大幅なメンテナンスが必要になる場合があります。
ただ、費用はかかりますがここでメンテナンスをしっかりと行っておけばより長く住み続けることが可能です。
定期的にメンテナンスを行うメリット
一般的な住宅の寿命は約30年と言われています。
そこで住宅のメンテナンスを定期的に行った住宅とそうでない住宅を比べた場合では30年経った時に大きな差が出てきます。
築30年経った時にメンテナンスを行った住宅は最小限のリフォームで済む可能性があります。
しかし、そうでない住宅ではだいたいが建替えをしなければいけないケースが多いです。
費用の面から見てみるとそんなに変わらないかもしれませんが、建替えのように仮住まいを探して引越すなどの負担が減ります。
メンテナンスを行う際のポイント
メンテナンスは適切な時期に行うようにしましょう。
これは例えば、何回もメンテナンスするのが面倒なのでまとめてしようと考えて、5年ごとに必要な床下の防蟻処理などをその時にやらずに先延ばしにした場合、まとめて行う時にはすでに腐食がひどくなっていて、余計に費用が多くかかってしまうパターンがあります。
ですから、小まめにその時に必要なメンテナンスをすることが大切です。
ただ、外壁の塗り替えや屋根の防水工事などは一緒にやってしまった方が費用を安く抑えることができる場合もあります。
このような大掛かりなメンテナンスは一箇所ずつやると足場などの費用がその都度、かかってしまうので一緒にした方が安く済む場合があります。
最後に
せっかく建てた住宅ですから長く安心して暮らしたいですよね。
そのためには定期的なメンテナンスをしっかりと行うようにしましょう。
メンテナンスの時期やポイントを是非、参考にしてみてください。