階段の種類にはどんなものがあるの?それぞれの特徴やメリット
2016/08/12
住宅の上下階をつなぐために必ず必要になってくるのが階段です。
普段はそんなに気にすることがない階段ですが、間取りを考える上でとても大切になってきます。
階段には様々な種類があり、使い勝手や安全性などを考慮して自分たちのライフスタイルに合った階段を選ぶことが重要になってきます。
今回は、住宅で使われる階段にはどのような種類があるのか?それぞれの特徴やメリットなどをご紹介します。
直階段
直階段とは、一般的な住宅で最も多く使用されている階段で、折り返しなく、まっすぐになっているのが特徴です。
直階段は使用する面積が少なくて済むので、狭小住宅などの限られた敷地では最適な階段です。
また、形状もシンプルで施工がしやすく、面積も少ないことからコスト面でも安く抑えることができるのがメリットです。
ただし、限られたスペースで高さを出すために急勾配になってしまう事もあるので注意が必要です。
かね折れ階段
かね折れ階段とは、階段の途中が直角に曲がっていてL字型をした階段の事をいいます。
L字になっている所が踊り場のようになるので、上から物を落としてしまっても下までは落ちずにその踊り場の部分で止まることが多いのがメリットになります。
他にも、階段下に広いスペースを取ることができるので、収納やワークスペースなどにして階段下を有効活用することができます。
しかし、直階段と比べると面積を多く必要とするので費用は高くなってしまいます。
折り返し階段
階段の途中に踊り場があり、U字型に折れているタイプで折り返す階段を折り返し階段といいます。
U字型になっていることで先程のかね折れ階段よりも踊り場のスペースを広く取ることができます。
ですから、万が一にも足を踏み外してしまっても一気に下まで落ちる心配がなく、安全性の高い所がメリットです。
ただ、空間にゆとりができますが、それなりに広い面積が必要になってきます。
らせん階段
らせん階段とは、名前の通りにらせん状に曲がって配置された階段の事をいいます。
このらせん階段の魅力はなんと言っても見た目なおしゃれな所ではないでしょうか。
限られた面積でも設けることができますが、複雑な形状なので費用が高くかかってしまいます。
らせん階段を設ける時は踏み板が三角形のような形になることが多いので、安全性に配慮することが大切です。
また、大きな家具などを運ぶのが難しいこともデメリットのひとつです。
階段を選ぶ時は安全性を大切に
階段を選ぶ時に一番に優先させることはやはり安全性の高さだと思います。
安全に階段の昇り降りができて、使いやすいというのが大事です。
特に、小さいお子さんや高齢の方がいる場合は勾配を緩やかにしたり階段の幅を広めにするなど、安全に使うことができる階段プランを考えましょう。
最後に
階段は間取りを決める時に大切になってきます。
昇り降りのしやすさや使い勝手の良さ、そして安全性を考慮して階段を選びたいですよね。
それぞれの特徴を知ることで階段を選びやすくなりますよ。