二世帯住宅の失敗例とそうならないための3つのポイント
2016/06/29
近頃、二世帯住宅を検討する方が増えています。
親世帯からすれば、老後のことを考えて一緒に暮らした方が安心ですし、子世帯からすれば、いざという時に子供の面倒などを見てもらうことができるなどのメリットがあります。
しかし、実際に暮らしてみると様々な不満などが出てくる場合があります。
今回は、二世帯住宅の失敗例とそうならないための3つのポイントをご紹介します。
光熱費などのお金の問題
二世帯住宅を建てる時に多くの方は最初に間取りを決めようとしますがそれよりも、もっと大切なことがあります。
それは建てた後、住み始めてからのお金のことです。
つまり、電気やガスなどの光熱費をどのように分けて支払うのかを最初に話し合うことが重要です。
意外とこの住み始めてからのお金の話し合いをしないで、後々もめてしまうケースが多くあります。
例えば、光熱費を折半にした場合に子世帯が共働きで昼間は家にいないのに、いつも家にいる親世帯と光熱費を折半するのはおかしいと子世帯から不満が出てくることもあります。
ポイント1 光熱費は別々に支払う
ここでのポイントは、電気やガス、水道代の支払いをそれぞれの世帯がそれぞれ使った分だけ支払うことです。
建物の構造や電気、水道、ガスの料金体系によっては難しい場合もありますが、できるだけ各種メーターを子世帯と親世帯で別々に設置して光熱費の料金を分ければこのような失敗を避けることが可能です。
お金のことは親子といえども、なかなか話しづらいかもしれませんが、これをハッキリさせておくことが大切です。
プライバシーの確保
子世帯と親世帯が同じ屋根の下で同居する二世帯住宅で一番の問題はプライバシーの確保ではないでしょうか。
プライバシーの問題に関しては生活リズムが違う二世帯が同居していると様々な不満が出てきますよね。
例えば、玄関を共有している場合、買い物などに行くときも「どこに行くのか」と確認されたりとなんだか監視されている気がしてストレスになる方も多いです。
他にも、勝手に部屋に入られるのも困りますよね。
ポイント2 どこまで共有するか決める
ここでのポイントは間取りをどこまで共有するのかを決めることが大切です。
二世帯住宅の間取りのタイプには大きく分けて3つあります。
- 完全分離型:玄関から階段、水周りまですべてを別々にする
- 部分共有型:水周りは別で玄関は同じなど一部の空間を共有する
- 完全共有型:寝室のみ別で他はすべて共有する
中でも、部分共有型はどこを共有するかで、どこまでプライバシーの確保ができるか変わってくるのでよく話し合う必要があります。
例えば、生活パターンが違って夜遅くに帰ることが多い場合は玄関やお風呂などは別々にした方がいいでしょう。
ポイント3 同居前にルールを決めておく
もうひとつのポイントとしては、住み始める前にお互いにルールを決めておくことが大切です。
例えば・・・
- 掃除の分担を決めておく
- 好みが違うので料理は別々に作る
- 入ってほしくない部屋があれば伝えておく
仲良く暮らしていくためには事前にルールをつくっておくことも必要です。
最後に
二世帯住宅を失敗したくないのであれば事前の話し合いが大切です。
なかなか、話しづらい内容もあると思いますが二世帯が仲良く暮らしていくためにはしっかりと話し合いましょう。
今回、ご紹介した3つのポイントを参考にしてみてください。
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