中古マンションリノベーションに必要な費用を3つに分けて紹介
2018/09/19
中古マンションを購入してリノベーションをする時に必要になる費用は物件購入代や工事費用だけではありません。
今回はマンションリノベーションに必要になる様々な費用を「物件購入」「リノベーション」「入居後」の3つに分けてご紹介します。
1 中古マンションの購入に必要な費用
物件購入以外にも仲介手数料や登記費用などがかかります。
物件の購入費用
マンションの物件価格です。
住宅ローンを使う場合にはローン手数料や保証料などが必要になります。
仲介手数料
中古マンションを購入する時には不動産会社に仲介してもらうのが一般的です。
その時に物件を仲介してもらった不動産会社へ支払う手数料が仲介手数料です。
不動産会社によって手数料の価格が変わることもあります。
一般的には、売買価格×3%+6万円+消費税を支払います。
登記費用
不動産の登記にかかる費用です。
- 登録免許税:不動産の権利関係を明確にするための登記、登録などに課せられる税金です。
- 司法書士報酬:不動産登記の手続きを行ってくれる司法書士に支払う報酬です。
印紙税
売買契約書の文書を作成する時に必要になる印紙代です。
- 1000万円を超え5000万円以下の場合は1万円
- 5000万円を超え1億円以下の場合は3万円
これは平成26年4月~平成30年3月までの軽減税率の価格です。
火災保険料
マンションの専有部分の保険は居住者が加入しなければいけません。
ですから住宅ローンを借りる時に一緒に火災保険に加入します。
2 リノベーションに必要な費用
リノベーションの工事の他に必要な費用をご紹介します。
リノベーション工事費用
リノベーションの工事費用は工事の規模や内容、建物の大きさによって様々です。
部分的な工事や間取りの変更などの小規模なリノベーションの価格の相場としては300万円~500万円程度が目安です。
スケルトン状態にして大規模なリノベーションの価格の相場としては700万円~1500万円程度が目安です。
その他諸経費
工事請負契約の印紙代や現場管理費などがかかります。
また、完成した後に入居する時の引越し代、他にも家具や家電、カーテンなどをリノベーションした住まいに合わせて新たに購入する場合の費用などもかかります。
3 入居後に必要な費用
入居した後にも固定資産税などの税金やマンションの管理費などの費用が必要になってきます。
固定資産税などの税金
- 固定資産税:土地や建物に対して課税される税金で毎年、支払わなければならない費用です。
- 都市計画税:こちらも同じく毎年、課税される税金で主に都市計画事業などに充てられる費用です。
- 不動産取得税:中古マンション購入などで不動産を取得した時に一度だけ課税される税金です。
マンション管理費
マンションの共用部分のメンテナンスや清掃などに使う費用です。
毎月、支払いが発生します。
修繕積立金
マンション自体の防水工事や外壁の補修など、大規模な修繕を行うために積み立てられる費用です。
支払う額はマンションによって様々で毎月、管理組合に支払います。
最後に
このように物件購入費や工事費以外にも様々な費用が必要になってきます。
ですから、これらの費用も考えてきちんと資金計画を立てましょう。