二世帯住宅で補助金が増加!地域型住宅グリーン化事業
2016/06/29
長期優良住宅などの認定住宅にすることで補助金が利用できるのをご存じでしたか?
「地域型住宅グリーン化事業」という制度で、このブログでもご紹介した長期優良住宅や低炭素住宅などに補助金が利用できます。
更に、平成27年度から三世代同居対応にすることで補助金が加算されます。
つまり、二世帯住宅を補助対象の住宅で建てれば補助金を利用することができます。
今回は二世帯住宅をお考えの方も知っておきたい地域型住宅グリーン化事業をご紹介します。
地域型住宅グリーン化事業とは?
国土交通省主導で始まった制度で省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅の整備について、地域における木造住宅の生産体制を強化して環境負荷の低減を図ることが目的です。
主に中小の工務店等が連携して、長期優良住宅や低炭素住宅、ゼロ・エネルギー住宅などの良質な住宅を建てることで補助金の支援がされます。
中小工務店や材木業者などがグループを作り、国土交通省に申請を行います。
そして、この事業者グループに入っている工務店などが申請をして補助対象となる住宅を建てることで補助金が入ります。
ですから、この事業は施主自身に補助金が入るのではなく工務店に入るので、施主は間接的に補助金を利用するかたちになります。
二世帯住宅にすることで補助金が増える
平成27年度から地域型住宅グリーン化事業に三世代同居を支援する措置が盛り込まれました。
これは主に子育て支援の一環として少子化に対応するものです。
三世代同居対応の内容
補助対象となる認定住宅等にキッチン・トイレ・浴室・玄関のどれか2つ以上を住宅の中に複数箇所設けた場合に通常の補助金に加えて30万円が加算されます。
例えば、この三世代同居対応で加算される30万円に加えて、地域材を主要構造部に使った場合20万円が加算されるので合計で50万円の加算が受けることができます。
更に対象がゼロ・エネルギー住宅であれば補助金が165万円で先程の50万円が加算されることで、二世帯住宅にした場合は最大215万円の補助金の利用が可能になります。
補助対象住宅と補助金の内容
補助金を受けるにはある一定の基準を満たした良質な住宅にする必要があります。
また、その住宅の種類にもよって補助金の額が変わってきます。
いずれにしても大きな額の補助金になっています。
地域材使用による加算
主要の構造材(柱・梁・桁・土台)に過半の地域材を使用した場合に20万円の補助金が加算されます。
三世代同居対応による加算
先程も書きましたが、キッチン・トイレ・浴室・玄関のどれか2つ以上を住宅の中に複数箇所設置することで30万円の補助金が加算されます。
補助対象となる住宅
補助対象となる住宅をご紹介します。
長寿命型(長期優良住宅)
長期優良住宅にした場合・・
建設工事費の一割以内の額で一戸あたり100万円上限
※三世代同居対応(30万円)+地域材使用(20万円)の場合⇒最大150万円
高度省エネ型(低炭素住宅または性能向上計画認定住宅)
低炭素住宅または性能向上計画認定住宅にした場合・・
建設工事費の一割以内の額で一戸あたり100万円上限
※三世代同居対応(30万円)+地域材使用(20万円)の場合⇒最大150万円
高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅【ZEH】)
ゼロ・エネルギー住宅【ZEH】にした場合・・
建築工事費の一割以内の額で一戸あたり165万円上限
※三世代同居対応(30万円)+地域材使用(20万円)の場合⇒最大215万円
最後に
二世帯でゼロ・エネルギー住宅を建てた場合だと最大で215万円の補助金が利用が可能になります。
大きな額になりますね。
二世帯住宅を検討中の方もぜひチェックしておきたい制度ですね。