暮らしてみて気付いた注文住宅の5つの間取り失敗例と注意点
2016/06/29
注文住宅は間取りや内装などを自由に決めることができてライフスタイルに合わせた住まいが実現できます。
しかし、自由度が高いゆえによく考えて進めていかないと実際に暮らしたみた時に「こうしておけばよかった」と後悔したり失敗してしまったりすることもあります。
そこで今回は注文住宅で代表的な5つの間取り失敗例とその注意点についてご紹介します。
1 コンセントの位置や数
意外かもしれませんがコンセントの位置や数などの配線関係で失敗した例というのはかなり多いんです。
細かいことと思うかもしれませんがかなり重要なことです。
▼失敗例・・・
- 暮らしてみてここにコンセントがあればと思う時がよくある
- コンセント口の数が少なく、もっと増やせばよかった
- コンセントの位置を失敗して結局延長コードでたこ足配線になってしまい見た目も悪く、危ない
他にも配線関係では照明スイッチの位置を失敗して入り口から遠くなってしまい暗い中スイッチを探さなくてはいけなかったなどもあります。
コンセントの位置はどの部屋でどんな家電をどれくらいの位置で使うかある程度決めておくことが大切です。
また、照明スイッチの位置も生活動線に沿って設置する場所を決めましょう。
2 収納スペースが少ない
収納関係は注文住宅だけではなく家づくり全体に関してよくある失敗ですね。
限られた敷地に建てるわけですから、どこまで収納スペースを確保するか悩むところです。
▼失敗例・・・
- 収納が少ないので部屋が物であふれている
- 新しく買った大型家電が今までの場所に収まらなかったので、余裕を持って大きめにスペースを取っておけばよかった
- 収納スペースを多くしたがどれも小さく大きな荷物を収納できない
現在の住まいの収納と比べた時に充分にあるかチェックしてみましょう。
どこに何をしまうのか収納したい物を考えておくことも大事です。
★収納についてはこちらもどうぞ⇒「狭小住宅における収納で大切な7つのポイント」
3 間取りが暮らしにくい
間取りが暮らしにくいという失敗も多いですね。
部屋の広さや生活動線がうまく合っていなかったりすると暮らしにくくなります。
▼失敗例・・・
- 玄関の目の前にトイレを配置してしまった
- 採光を取るために窓をたくさん付けた結果、家具を置くスペースがなくなってしまった
- 来客用にとリビングの横に和室をつくったが実際暮らしてみるとあまり使わないのでその分、リビングをもっと広くすればよかった
動線を考えて一日を過ごすことをイメージしてみて、更に平日と休日ごとのパターンで考えてみましょう。
また、人と人がすれ違う廊下などの通路部分には充分な広さがあるか、キッチンは広すぎて家事がしにくくないかなど場所によってバランスのとれた広さも重要です。
4 屋外空間の広さや用途
室内だけでなくバルコニーなどの屋外空間に失敗例はあります。
▼失敗例・・・
- ウッドデッキを広めにとって、くつろいだりするスペースにしたのに結局使っていない
- バルコニーの幅が狭くて洗濯物が干しにくい
- デザインを重視してバルコニーの屋根(庇)を小さくしたら、雨が降った時に洗濯物やバルコニーが濡れてしまう
屋外空間はどんな用途で使うのか明確にしてそれに合ったスペースづくりを心掛けるようにしましょう。
例えば、洗濯物を干すスペースの場合は作業のしやすい幅や奥行きがあるのか考えてみましょう。
5 明るさや暗さ(採光の取り入れ)
家の中が昼間でも暗いなど採光の取り入れ方で失敗するケースも多いですが、明るすぎてまぶしいなどの逆のパターンもあります。
▼失敗例・・・
- 西側にデザイン性を重視して窓を付けたら西日でまぶしい
- 玄関は収納や使いやすさは重視したが採光を考えず昼間でも暗い玄関になってしまった
光がどのように室内に入るかは時間帯や季節によって違ってきます。
日中は家にいることが多い、休日は外出が多いなど家族のライフスタイルに合わせて間取りや窓の大きさ、設置場所などでうまく採光を取り入れたいですよね。
最後に
注文住宅の代表的な間取り失敗例を5つご紹介しましたが、他にも「ここをこうすればよかった」と思う失敗は人それぞれです。
そして、すべてを完璧な間取りにすることは難しく、何かを諦めることも大事です。
ですから、優先順位をしっかり決めて間取りを考えていきましょう。
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