住宅を建てる前に知っておきたい4種類の断熱材の特徴

      2016/06/29

断熱材の種類

断熱性能の高い住宅は、光熱費を抑えることができて季節を問わず快適に過ごすことができます。

そこで、断熱性に優れた住宅にするために重要になってくるのが断熱材です。

では、その断熱材にはどのような種類があるのでしょうか?

今回は、住宅を建てる前に知っておきたい断熱の基礎知識として4種類の断熱材の特徴をご紹介します。

住宅に使われる断熱材とは?

断熱材とは、冬の外から入ってくる冷たい空気を防いで、夏は暑い空気を家の中に入れないようにしてくれる建材です。

この断熱材を使うことで家全体の温度差が少なくなるので快適な室内温度で過ごすことができる断熱性能の高い住宅にすることができます。

また、結露を防いで建物の耐久性を高める効果や家の中で使用した冷暖房の空気を外に逃がしにくくすることで、エネルギーの消費を抑えることができるので省エネにも期待できます。

4種類の断熱材の特徴

断熱材には様々な種類があります。

今回は、4種類の断熱材をご紹介します。

1 グラスウール

一般的に住宅で良く使用されている断熱材のひとつです。

グラスウールの主原料はガラスを使用していて、高温で溶かして繊維状に加工したものです。

床や天井、壁など幅広く用いることができて軽いので施工もしやすいです。

費用も比較的安くて、吸音性に優れているので防音効果もあります。

また、ガラス繊維でできているので火災にも強い不燃材料でもあります。

2 ロックウール

ロックウールは耐火性に優れている鉱物を高温で溶かして加工した石綿の一種です。

住宅で問題となっているアスベストの代わりとして使用されています。

耐火性や吸音・防音性に優れていて、コストパフォーマンスも良い断熱材です。

また、撥水性に優れているので壁体内での内部結露の心配も少なく、形状を保ちやすいので経年劣化がほとんどないことがロックウールの特徴です。

3 セルロースファイバー

木質の繊維を使用したものがセルロースファイバーです。

主に、新聞紙や段ボールなどの古紙を加工して繊維状にしています。

セルロースファイバーは防虫性や防音性にも優れています。

また、木質繊維特有の湿気を吸収・放出する調湿性に優れているため結露を防ぐことができます。

施工に手間がかかることもありコストは比較的高価になりますが、自然の木が原料になっているので自然素材の住宅などこだわりのある方に好まれている断熱材です。

4 フェノールフォーム

フェノールフォームは耐熱性に優れているフェノール樹脂というものに発泡剤などを加えてボード状にした発砲プラスチック系の断熱材です。

経年劣化しにくいので安定した断熱性能が期待できます。

耐熱・耐火性に優れていて、熱を加えても炭化するので煙や有害ガスの発生を抑えて延焼を防ぐことができます。

最後に

断熱材の種類を4つご紹介しました。

快適な住まいで暮らすためには断熱性能が高い住宅にすることが大事です。

住宅を建てる前に断熱の基礎知識として覚えておくといいですよ。

 

 

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