注文住宅で失敗しない土地探しの3つのポイント
2017/06/19
家づくりを始める時にまずは土地を探すことが重要になってきます。
今回は土地探しで迷っている方へ土地探しのポイントをご紹介します。
1 不動産業者に聞く
不動産業者は土地を探すうえで欠かせない存在です。
不動産業者には主に地元不動産会社と大手不動産会社があります。
それぞれのメリットは・・・
1-1 地元不動産会社
地元に密着しているのでその地域の情報に詳しいです。
また、会社独自の情報を持っていることもあります。
1-2 大手不動産会社
大手ならではの保有物件数の多さがあります。
また、大手ということで安心感も高いですね。
このようにそれぞれのメリットを把握したうえで不動産会社を選ぶといいでしょう。
ただ、不動産会社を選ぶ時に大事なことは規模だけではありません。
法的な専門知識が豊富で情報網を多く持っている良い担当者に出会うことも大切です。
1-3 不動産会社に相談する時のポイント
不動産業者に土地探しを相談するときには漠然としたイメージを尋ねるのではなく、しっかりと考えを固めてから相談しましょう。
建てたい家の広さや間取りなどの条件を伝えることが大切です。
2 土地の相場を知る(地価公示と路線価)
土地探しで気になることはやはり土地の価格ではないでしょうか。
ですから、その土地の相場がどれくらいか知る必要があります。
土地の相場を知るには2つの方法があります。
2-1 地価公示
地価公示とは国が毎年3月に発表する公示価格(土地の評価額)のことです。
公示価格はその年の1月時点の1㎡あたりの土地単価で表されます。
こちらは東京都財務局のホームページで確認することができます。
2-2 路線価
路線価とは国税庁が発表している相続税や贈与税などの課税の算出基準となるもので、道路に面する土地1㎡あたりの土地評価額です。
路線価は公示価格の8割の価格で表されています。
こちらは国税庁のホームページから調べることができます。
この2つは土地の価格を知る大体の目安として活用できます。
3 土地がどのような状況か把握する
その土地がどのような状況かを把握することは重要です。
実際に見てチェックする際のポイントをご紹介します。
3-1 地盤などの敷地条件
土地を探す条件で最も重要なことは安全であるかという事です。
液状化や地盤沈下の危険がある地盤が弱い土地は避けるべきです。
特に海や河川などの水辺の近くは注意が必要です。
地盤の弱い土地だけではなく、災害の恐れがある危険地帯とされている場所も避けたいですね。
その土地の自治体が提供している防災マップなどで災害の被害が予想される地域を確認することも大事です。
その他にも、建てたい家が法的に建てられる場所なのか確認することも大事です。
★建物の法規制についてはこちら「家を建てる前に知っておきたい斜線制限などの建築制限の種類」
3-2 暮らしやすい周辺環境
その地域が暮らしやすい環境なのかも重要なポイントですよね。
そこに長く住むわけですから周辺に病院や学校、駅、スーパーなどがある利便性に優れた場所を選びたいですよね。
また、近くに悪臭や騒音のするゴミ処理場や工場などがないか忘れずに確認しておきましょう。
★用途地域についてはこちら⇒「土地探しで知っておきたい12の用途地域と建ぺい率・容積率」
3-3 交通機関が整っているか
通学や通勤をするうえで交通機関が整っていることもポイントになってきます。
その地域のバスや電車などの公共の交通機関がどのように運行しているのか調べておくといいでしょう。
3-4 都市整備や開発計画
その土地に長く住むとなると将来、都市整備や開発計画で周辺の環境が変わってきます。
都市整備や開発計画を行えば利便性が増しますが場合によっては住みにくくなる可能性もあります。
道路拡張や公共施設などの建設予定がある場合にその土地にどのような影響がでてくるのかを考えてみましょう。
ちなみに、都市整備などの情報は地域の役所に問い合わせて確認することができます。
最後に
土地探しは簡単ではありませんがポイントを抑えておけばスムーズに土地を探すことができる可能性が高くなります。
納得のいく土地を探して家づくりを進めてください。