天窓(トップライト)の5つのメリットやデメリットは?
2016/06/29
天窓(トップライト)が付いている家は部屋が明るく雰囲気も大きく変わります。
そんな天窓にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、天窓(トップライト)の5つのメリットやデメリットをご紹介します。
天窓(トップライト)とは?
天窓とは、トップライトとも呼ばれていて屋根に設置された窓のことです。
主に、採光や換気を確保するために屋根の一部に取り付けられています。
採光や通風を取り入れることに優れているので、採光を取り入れづらい都内の狭小住宅にはとても相性が良い窓です。
天窓(トップライト)のメリット
天窓を設置することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
5つのメリットをご紹介します。
1 採光性に優れている
天窓(トップライト)の一番のメリットは、やはり部屋を明るくすることができる採光性に優れたところではないでしょうか。
天窓は通常の壁面の窓に比べて3倍の採光効果があるとされています。
空から自然の光が降り注いでくるので、日中のほとんどを明るく過ごすことができます。
特に、周りを建物に囲まれている都内の狭小地では採光を取り入れづらいことが多いのですが、天窓を設ければ上から光を取り入れることができるので明るさを確保できます。
また、勾配天井や吹き抜けなどとも相性が良く、天窓を設置することで明るく広々とした開放的な空間が生まれます。
★吹き抜けについて詳しくはこちら「吹き抜けのある家の3つのメリットや注意点と対策ポイント」
2 通風性に優れている
天窓(トップライト)は風通しの良さ、つまり通風性にも優れています。
通常の壁面の窓だけの通気と比べて、天窓を設けた場合の通気量は4倍にもなると言われています。
暖かい空気は上に向かう性質があるので天窓と壁面の窓を開けることで非常に風通しが良くなります。
ですから、効率的に外の空気との循環を図ることができて換気を十分に行うことができます。
3 プライバシーの確保
近隣の家が近接しすぎている場合には、近隣と窓が向き合っていることが多く、周辺の視線が気になることもありますよね。
天窓を設置すれば、高い位置に窓があるので周辺の視線を気にすることもなく、採光や通風が取れて明るい部屋になります。
ですから、プライバシーを確保しつつ、開放的な空間が実現できます。
4 省エネにも効果的
先程、ご説明したように採光性と通風性に優れていることで省エネにも効果的です。
天窓からの採光で明るいので昼間は照明を使うことが少なくなります。
また、風通しが良いので、夏の冷房の使用頻度を減らすことが可能です。
他にも、天窓のガラスを遮熱や断熱性に優れたものを選べば熱を遮断してくれるのでより冷暖房の効率を良くしてくれます。
ですから、天窓はエコな暮らしを実現するのにピッタリな窓です。
5 防犯面から見ても安心
防犯面から見てもメリットはあります。
天窓は屋根に取り付けられているので、通常の壁面の窓と比べると空き巣や不審者などが入りにくい構造になっています。
ですから、夜に換気のために窓を開けたままにしておいても安心です。
デメリットはメンテナンスが大変
天窓は屋根に窓を設置するので、経年劣化などで雨漏りがしやすい箇所になるので定期的なメンテナンスが大切です。
他にも、窓の清掃も高い位置にあるのでやりにくい場合があります。
いずれにしても、雨漏りなどのメンテナンスや窓の清掃は自分自身では難しいと思います。
ですから、メンテナンスや清掃を業者に頼む必要があります。
最後に
今回は、天窓(トップライト)についてご紹介しました。
天窓は採光や通風に優れていて、設置すれば部屋を明るく快適な空間にすることが可能ですよ。