二階リビングの5つのメリットと4つのデメリット
2016/06/29
リビングは家族が最も集まる場所で、間取りを考える時にはまずリビングをどこに配置しようと考える方も多いはずです。
一般的にリビングは一階に配置するプランが多いですが、都内の狭小地などでは二階にリビングを持ってきた方が明るく開放的にすることが可能です。
そこで今回は、二階リビングのある家のメリットとデメリットをご紹介します。
二階リビングのメリット
二階にリビングを配置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
5つのメリットをご紹介します。
1 日当たりが良く、見晴らしが良い
二階リビングにするメリットとして最も大きなことは日当たりの良さではないでしょうか。
大きな窓やトップライト(天窓)を設置しやすいので、そこから採光を確保できると同時に通風も確保できます。
また、二階にすることで見晴らしも良くなるので、明るく開放的なリビングにすることが可能です。
2 天井高を確保できる
二階建ての場合はリビングの上は屋根になるので屋根形状を活かして、天井を高くしやすいです。
屋根の形状に合わせて勾配天井にすることも可能で、そうすることにより広々としたリビングにすることができます。
また、ゆとりある天井高を確保できるので大きな窓も設置できます。
3 プライバシーを確保できる
一階にリビングがある場合は、隣の家や通行人などの視線が気になることがあります。
例えば、窓を開けると隣の家の窓がすぐそばにあるためカーテンを一日中閉め切ったままにして過ごさなければならない、という事も多くあります。
二階にリビングを設けて、窓の位置にも気を付ければ周りの視線が気になることもなく、プライバシーを確保できます。
4 狭小地には最適
周りを建物に囲まれている狭小地では二階リビングにした方が快適に過ごすことができます。
なかなか、都内の狭小地では一階リビングだと、広さの確保や採光の取り入れ、プライバシーの確保などが難しい所が多くあります。
ですから、それらの悩みを解決するのに二階リビングは最適です。
5 三階建てと相性が良い
三階建ては縦方向の空間を利用して有効に活用することができます。
例えば、二階にリビングを設置することで、三階を寝室などにして一階をガレージや店舗にするなど、間取りの自由度が広がります。
特に狭小地に三階建てを建てる場合は二階リビングとの相性が良いです。
二階リビングのデメリット
二階リビングにはデメリットもあります。
4つのデメリットをご紹介します。
1 階段の上り下りが多い
どうしても二階にリビングがあると階段の上り下りが増えてしまいます。
例えば、買い物をしてきて荷物を二階のキッチンまで運ぶのが大変だったり、一階の玄関での対応が面倒になってしまうこともあります。
また、若いうちはまだ耐えられると思いますが、高齢になって足腰が弱ってきた場合は階段の上り下りは大変になってきます。
2 一階の部屋が暗くなる場合も
日当たりの良い二階にリビングを設置するので、どうしても一階の部屋の方が暗くなってしまう場合があります。
周辺環境や敷地の条件にもよりますが、都内の狭小地では一階が暗くなってしまうことが多くあります。
3 水周りの問題
水周りをリビングと同じ二階に持ってくる場合は間取りにもよりますが、一階の寝室にキッチンやトイレの排水音が聞こえてきて気になるということがあります。
また、水周りを持ってくることでリビングが狭くなってしまう場合もあります。
4 家族の気配を感じづらい
二階のリビングにいると、例えば、一階に子供部屋がある場合に子供が帰ってきても、そのまま部屋に直行してしまうと気付かないことがあります。
他にも、もし一階に不審者が侵入しても二階のリビングにいると気付きにくいこともあり防犯面で不安なこともあります。
最後に
二階リビングは明るくて開放的な空間を実現してくれます。
二階にリビングをお考えの方は是非、参考にしてみてください。