サイディングなど住宅の外壁材の種類を4つご紹介します
2016/07/09
住宅の外側を彩る外壁材は、外観の印象を大きく左右するのはもちろんのこと、雨風や火災、紫外線などから住宅を守る重要な建材です。
住宅に用いられる外壁材は材質や色、デザインなどが様々なので、どれが自分の家づくりに合うのか選ぶ前に外壁材にはどのような種類があるのか知っておくことが大切です。
そこで今回は、住宅に使用する外壁材の種類を4つご紹介します。
1 サイディング
現在、住宅で多く用いられているのがサイディングです。
サイディングは工場生産されたボード状の外壁材で耐火性や耐久性に優れています。
また、デザインも豊富で施工がしやすいのが特徴です。
サイディングと一口に言っても、いくつか種類があって今回は窯業系と金属系の2種類のサイディングをご紹介します。
1-1 窯業系サイディング
窯業(ようぎょう)系サイディングは、セメント質と繊維質などを原料として板状に成型した外壁材です。
耐久性・耐火性・断熱性などに優れていて、施工もしやすく他の外壁材と比べると費用も安くコストパフォーマンスが高いです。
また、デザインやカラーバリエーションがかなり豊富なことも魅力です。
このように、総合的に優れているので、現在の新築住宅の多くに用いられています。
メンテナンスに関しては、10年を経過した頃から、目地を埋めるシーリングに劣化が出てくるので定期的なメンテナンスが必要になります。
1-2 金属系サイディング
金属系サイディングは、金属製の合板(ガルバリウム鋼板やアルミニウム合板金など)を表面材にして、断熱材などを裏面材にして構成された外壁材です。
金属系サイディングは軽くて耐久性もあるので家に負担をかけにくく耐震性にも優れています。
見た目もスッキリとしたシンプルなデザインで人気があります。
ただ、薄い金属の板なので軽い反面、衝撃に弱く、硬い物などがあたってしまうとへこんだり傷つきやすいです。
2 タイル
タイルは粘土を板状にして焼いた外壁材です。
外壁材以外にも玄関やキッチンの床や内装など様々な所で使われている建材です。
耐久性や耐火性に優れていて水分を吸収しにくいので雨水などにさらされる外壁には最適です。
汚れがつきにくく、色落ちや劣化の心配が少なく基本的にはメンテナンスが不要です。
見た目も他の外壁材と比べると存在感があり、高級感あふれる外観にすることができます。
ただ、それだけ優れているので、サイディングと比べると費用は高くなります。
3 塗壁(自然素材)
最近では、漆喰や土壁などのような自然素材の塗壁が注目されています。
特に漆喰は調湿効果に優れている塗壁材でカビの発生を抑えてくれます。
塗壁は左官で仕上げるので味のあるデザインの外観にすることが可能です。
経年劣化がしにくく塗り替えのメンテナンスの回数も少なくて済みます。
最後に
今回は、外壁材の種類を4つご紹介しました。
外壁材は特に家が建った後のメンテナンスが大切です。
ですから、デザインだけでなく性能もきちんと考慮して選びたいですね。