障子を取り入れた時のメリットやデメリット
和室に欠かせない障子は昔から住宅の窓や扉の建具として使用されてきました。
しかし、最近では和室自体が新築住宅で目にすることも少なくなり、窓もカーテンが主流になってきているので障子を使用する機会が減ってきています。
それでも、障子には様々なメリットがあり、障子を取り入れたいと考えている方もいますよね。
そこで今回は、障子を取り入れたい時のメリットやデメリットをご紹介します。
障子のメリット
障子にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
5つのメリットをご紹介します。
1 直射日光を和らげる
直射日光が部屋の中に入ってくるとまぶしいですよね。
障子を窓に取り入れた場合、障子に貼られている和紙の光の透過率は40~50%なので、適度に直射日光を遮断して和らげてくれます。
適度に遮断することで、夏のきびしい日差しや西日などを抑えて光を調整してくれるので、自然な日差しが入り込んで明るさを確保することができます。
他にも、部屋を暗くすることなく外からの視線を遮断することができるため、プライバシーの確保にも最適です。
2 洋室にも取り入れることのできるデザイン性
障子と言えば、和室で使用されているイメージが強いと思います。
しかし、デザインによっては和室だけでなく洋室にも違和感なく合わせることができる、デザイン性の良さが魅力です。
障子を取り入れた部屋は和室でも洋室でもどこか懐かしく落ち着いた空間にしてくれます。
3 引込みにすることで部屋がすっきり見える
障子を引込みのタイプにすれば、部屋全体をすっきり見せることができます。
引込みにすることで、障子を引き込んだ時に窓からの視線が広がりを見せることにより、すっきりとした空間になります。
他にも、大きな掃出しの窓がある部屋ですと、カーテンの場合は閉めきった時に圧迫感があり、部屋が狭く感じてしまう事があります。
これが障子を取り入れた場合は、光を適度に通して明るく広々とした空間にすることができます。
4 断熱性に優れている
障子を取り入れた空間は断熱効果にも期待ができます。
紙と木が原料となっている障子は調湿効果や通気性があります。
ですから、カーテンと比べると熱や湿気がこもりにくいため、夏は涼しく、冬は暖かい断熱性の高さがあります。
断熱性が高いため、冷暖房の使用を抑えたり、窓に発生しやすい結露を防いでくれます。
5 照明効率が上がる
障子に貼られている和紙は光を拡散する特性があるので、部屋の照明を均一にしてやわらかな光で包んでくれます。
このように、障子は照明効率を上げて、部屋をより明るくすることができます。
障子のデメリットは?
障子のデメリットとしては、やはり和紙を貼っているため破けて穴が開きやすいという事ではないでしょうか。
特に小さなお子さんがいらっしゃる場合は障子の紙を破ってしまう事が多いと思います。
また、破けた場合は貼り替えなくてはいけないので面倒です。
最後に
今回は、障子のメリットやデメリットをご紹介しました。
和室だけでなく洋室にも障子は合いますし、部屋をやさしい光で明るくすることができるので障子はおすすめですよ。